令和5年11月6日(月)午前10時より、第19回全国理容近畿地区協議会青年部・女性部会議をクサツエストピアホテル(草津市)にて開催しました。
この会議は、近畿各府県の理容組合青年部・女性部の提言を全国理容連合会に届け、業界の発展を目指すために担当を各府県で持ち回りで毎年開催しているもので、R2年度( 2020年度)は対面とリモートのハイブリッド開催(大阪府)、R3年度(2021年度)リモート開催、R4年度(2022年度)の奈良県から全体会議に戻り、今年は滋賀県組合が担当しました。
開催を担当した滋賀県理容組合の岩﨑 量平 青年部長と田畑 由美子 女性部長の開会の辞では、これまでの青年部・女性部活動への理解と協力に対する感謝と、今回の会議が意義のあるものになるようにとの思いを述べられました。
開会の辞
滋賀県理容生活衛生同業組合 岩崎 量平 青年部長
滋賀県理容生活衛生同業組合 田畑 由美子 女性部長
開会挨拶
滋賀県理容生活衛生同業組合 宇野 臣一 理事長
来賓祝辞
全国理容近畿地区協議会 会長
奈良県理容生活衛生同業組合 理事長
中村 修 様
全国理容生活衛生同業組合連合会
文化広報委員長
京都府理容生活衛生同業組合 理事長
西堀 愼介 様
全国理容近畿地区協議会
組織部会 会長
京都府理容生活衛生同業組合
副理事長 兼 組織部長
小林 眞人 様
来賓紹介(祝辞をいただいた来賓を除く)
奈良県理容生活衛生同業組合 副理事長 組織部長代理
安藤 一男 様
和歌山県理容生活衛生同業組合 副理事長 組織部長兼務
西村 次郎 様
兵庫県理容生活衛生同業組合 組織部長
濱田 孟 様
福井県理容生活衛生同業組合 組織部長
佐々木 繁夫 様
全国理容生活衛生同業組合 青年部代表
全国理容東北協議会 青年部ブロック長
青森県理容生活衛生同業組合 青年部長
中川 陽介 様
午前は全国青年部代表で東北地区協議会青年部ブロック長・青森県理容組合青年部長の中川 陽介 氏が『カラーチューブリサイクル活動について』をテーマに講演。東北地区協議会で取り組んでいるボランティア活動が一定の成果をあげるまでになった経緯を、実体験を交えて詳細に説明されました。
午後は青年部、女性部にわかれ各テーマに沿った分科会を開催。
青年部は事前に提出された各府県の活動報告に基づき、問題点や解決策などを共有。
女性部は事前アンケートの結果をもとに、女性理容師の現状把握と組合への提言をまとめました。また「木の実アート」と題したワークショップを開催しました。
青年部分科会
女性部分科会と「木の実アート」ワークショップ
同会場で近畿地区協議会組織部長会議も開催
各分科会のまとめは開催担当の滋賀県理容生活衛生同業組合組合 岩﨑 量平 青年部長と三上 和子 女性部副部長が発表し、本会議は閉会しました。
岩﨑 量平 青年部長
三上 和子 女性部副部長
閉会の挨拶で謝辞を述べる
滋賀県理容生活衛生同業組合
上村 武史 組織部長
全国理容近畿地区協議会青年部分科会について 岩﨑 量平 滋賀県理容組合 青年部長
各府県青年部として部員減少・コロナ禍による活動の制限など様々な問題を抱える中、何かできることはないかと、新たな試みを3年間続けてきました。以下に各府県の報告をまとめます。
京都府
・京都府組合協賛、青年部主催ヘアコンテストを開催、ヘアコンテストを通じ若手の育成・業界の盛り上げを図る。理容業界としてやはりモデル競技の大切さを再認識し人と人とのコミュニケーション
も学んでほしいと思っている。
奈良県
・インスタグラムを活用した集客システムの構築
インスタグラムにおいて青年部で一つのアカウントを作成し、共有する。全体管理することによって、個人の負担が集中することを避ける。しかし個々のアプリ習練度の違いや積極的な更新・投稿には難しく、今後は投稿のテーマを決め投稿数を増やし、お客様に積極的にフォロー・シェアしてもらい、今後の発展を目指す。
和歌山
・出前授業への取り組み
生活衛生指導センターと協力し小中学校を中心とした出前授業を開催。これを通じ後継者育成を図る。令和4年には、9校もの実績があったがコロナの制限がなくなると、学校が通常通りに学習できるようになり、出前授業の要請が減ってしまった。しかしこれからも継続することが大事と思い今後も活動する。
兵 庫
・青年部、女性部の現状把握と組織力強化
ZOOMを活用したコミュニケーションを図れるように働きかける。これにより新たなSDGsを意識したカラーチューブリサイクル事業開催につながった。開催について手間・換金率などの問題も
あるが継続事業としていきたい。
福 井
・次世代育成・青年部員増加促進・県組合との情報交換
組合事務局と連携し青年部員対象者の洗い出し、それに基づき青年部座談会の開催、支部にも勧誘活動の促進をお願い、組合のホームページにて活動紹介をさせてもう。青年部員の減少傾向は否めないが理容ボランティアや理容体験プログラムなどを通じて青年部員増加につながると信じ今後も取り組んでいく。
滋 賀
・イベントやスポーツを通しての全世代交流
年配世代・現世代・次世代とターゲット層を決め各イベントを開催。コロナ禍において既存の活動が自粛される中青年部独自の開催基準を作成し何とか事業を開催したり、新事業手ぶらDE BBQでは
これからの世代に向けて青年部活動のイメージをもってもらう。
また県組合において青年部活動をPRすべく理事会にて広報活動をする。今後もイベント開催を通じ様々世代との交流を図り今後の青年部員増加を願う。
以上が各県の報告になります。
県青年部長としてこのような大きなイベントを開催することは初めてのことであり不安な事ばかりではありましたが、組織部長を通じ県組合の皆様が大いに助けてくださったおかげでこのように盛大に開催できたものと思っております。
今後も青年部員減少とゆう根本的な問題をはらんではおりますが、1人でもこのような活動を見ていただき、今後の青年部員増加につながってもらえればと思います。
女性部分科会について 三上 和子 滋賀県理容組合 副女性部長
女性理容師がさらに活躍することを目的として事前にアンケートを取り、この回答について分科会では意見交換しました。
これらを受けた理容組合(全理連)への提言を以下にまとめます。
【組合への提言】
会議出席者14名中3名がアシスタント、11名が全メニューを担当している。女性理容師は結婚、子育てしながら、または不幸にしてパートナーと死別した場合でも経済的、内面的にも理容師として自立している人が多い。理容組合は理容師という職業が女性にとって自己実現や自立できる職業であることをもっとアピールしてはどうか。女性部の繋がり、サポートの重要性を訴えたい。
同会場では懇親会が催され、兵庫県理容生活衛生同業組合 組織部長の濱田 孟 氏の乾杯のご発声で、来賓の各府県組合役員、青年部、女性部が親睦を深めた一日となりました。
来年開催予定の兵庫県理容生活衛生同業組合 内田 久 青年部長が、担当県組合としての抱負を述べられて散会となりました。