滋賀県理容生活衛生同業組合 (宇野 臣一 理事長) は、令和6年11月18日 (月) 午後1時より、クサツエストピアホテル (草津市) にて、『儲かる業づくりセミナー』第4回目、第1部 教育部セミナー「フェードカット&次世代アイロンパーマ」と、第2部 営業支援セミナー「お客様に知識や技術を伝え、メニュー化して売る方法」を開催しました。
公務により欠席の宇野 理事長に代り、小菅 利裕 副理事長の挨拶で始まった第1部 教育部セミナーでは、飛田 恭志 全理連中央講師をお招きして、森 和之 滋賀県理容組合講師会副会長の司会進行により、Barber Boom、Barber Styleのけん引要素のひとつでもあるフェードカット、次世代アイロンパーマ (濡れパン) の技術を学ぶとともに、従来からの「刈上げ」と「フェードカット」の違いや、フェードカットに用いる器具について丁寧にわかり易く、時にはユーモアを交えた解説に、会場は和やかな雰囲気に包まれつつも、世界チャンピオンの一挙手一投足を見逃すまいとする真剣なまなざしに溢れていました。
また、日本の理容が世界トップクラスの実力を維持し続けていること、日本から世界チャンピオンが出続けることのひとつに、ミディアムカットに代表する「フォーマルカット技術」が優れていることを挙げられ、それら世界に類を見ない基本技術を磨くことの大切さやコンテスト (競技会) に出場することを通じて技術を研鑽することの意義を説かれました。
第1部の終わりには、「加齢によって頭のてっぺんが薄くなってきた」という年配の方にも、ツーブロックカットを用いることでサイドを押さえてトップにボリュームを持たせるスタイルを提案し、諦めていたフェードカットスタイルへも時間を掛けてスタイルチェンジしていくことが出来ることを、実際のモデルを使っての実演がありました。
引き続いて、池田 正男 営業支援事業推進委員長のMCで始まった第2部 営業支援セミナーでは、池田 委員長ならびに飛田 講師より検索サイトやSNSを活用して「情報を仕入れ、使用器具や薬剤を購入して練習と検証を繰り返し、それによって身に着けた知識と技術を伝える (提案する) ことで売り上げを伸ばしていく」こと。「業界が培ってきたノウハウを、今、求められているデザインや質感に乗せて機能性をプラス」し、値上げではなく「適正料金」として売ることの大切さを学ぶ機会となりました。
約4時間に渡った『儲かる業づくりセミナー』第4回目は、実行委員長である 池田 正男 営業支援事業推進委員長 (副理事長) からの御礼の挨拶により幕を閉じました。
飛田 恭志 氏 プロフィール
髪ファッション四季グループ代表
全理連中央講師 ヘアスタイリング部会 副部会長
2003年 全国理容競技大会 第一部門 優勝
2008年 世界理美容選手権 テクニカルカテゴリー 金賞
YouTubeチャンネル「理容やろうぜ」飛びちゃんねる主演
理容系ユーチューバー
開講の挨拶
小菅 利裕 副理事長
司会進行
森 和之 滋賀県理容組合講師会副会長
(守野支部支部長)
第2部 MC・閉講の挨拶
池田 正男 営業支援事業推進委員長
(副理事長)
フェードカット、濡れパン施術中の 飛田 恭志 全理連中央講師
薬液タイム中にはスライドを使った講義がありました。
「加齢によって頭のてっぺんが薄くなってきた」という年配の方へのカットの実演
標記セミナーの終了後、滋賀県理容美容教育協会 令和6年度 短期訓練 研究科セミナー「トリートメントケアセミナー」の案内が、担当講師である 平塚 左知子、石川 孝政 両滋賀県理容組合講師よりありました。皆様、奮ってご受講ください。
》組合ホームページ:滋賀県理容美容教育協会 令和6年度 短期訓練 研究科セミナーのご案内